定期分解点検のために吊り上げたところ。
一般家庭の家電製品に使われる交流モーターの中にある回転子を巨大化したもの。
水車の回転を利用して回す事により電気を発生させます。
画像左上側縦の白い円柱。
この部屋の上の階に発電機があり、また足元よりも下に水車が隠れています。
左の作業員が手で触れている部分(フランジ)、このフランジ部分で回転子と水車がつながっています。
わが国の水力発電所では最も普及しているタイプの水車で、揚水式発電所ではポンプとして利用されることがあります。
以上の設備を分解して主要部品を工場へ送り整備した後、再び組み立てます。
発電機を回して発電をする仕組みは水力・原子力と変わりません。
化石燃料を熱源として蒸気を発生させてタービンを回すため、巨大なボイラを必要とし大量のCO2を発生させます。
同時に大量の煤も発生するため、大気汚染防止の観点から大規模なフィルターを備えています。
近年では化石燃料の他にバイオ燃料(間伐材他有機物)を燃やす発電所の建設も増えて来ました。
ガスタービン・蒸気タービン2系統の発電を一つのサイクルで賄う。
圧縮した空気に燃料を噴射しガスタービンを駆動する、そこから排出される高温の排気を利用して作った蒸気で蒸気タービンを回す高温の排気熱を再利用して熱効率を高めた発電システム。
概要は家庭用電動石油ポンプを大型化したイメージ。
モーター下に伸びた円筒パイプの中にスクリューがある、吸い上げた液体は90°向きを変えて水平方向に吐出される。
圧力容器・圧力配管の内圧が異常に高くなり機器の破損を防ぐための弁。
規定圧力を超えると開き、内圧を逃がす。定期的な点検の対象となり分解点検、作動試験は必須。
発電機を回して発電をする仕組みは水力・火力と変わりません。
タービンを回すための蒸気を作る加熱方法が核分裂による発熱反応です。
熱源は非常にコンパクトですが、安定した温度制御をするために大量の水を必要とします。
この水の移動および循環のために非常に多くのポンプ・弁・タンク類がありその一つ一つの機能を維持することが、主要なプラントメンテナンス作業と言えます。
必要とする水量、水圧に合わせて多種多様なポンプが存在しますが、基本的にはモーターと水車を組み合わせたものです。
分解手入れ後にモーター部及びポンプ部の組み立てる際には振動が出ないよう繊細な技術が要求されます。
プラント内では遠隔操作で制御できる弁が非常に多く存在します。
瞬時に閉じるあるいは開く、微妙な開度で流量を増減できる等。
写真のタイプの弁は下の銀色の部分が本来の弁で緑色の部分が弁を遠隔制御するための操作部になります。
弁の駆動には圧縮空気とバネが使われ圧縮空気の開閉器として電磁弁が使われています。
大きな弁を操作するために小さな弁を組み合わせている。
言わば二重構造のこの弁のメンテナンスには機械的及び電気的な知見が必要です。(訓練用モックアップ)
工場建物内のコンクリート製の床・壁・天井に機器を据え付ける際に重量物や配管サポートを溶接固定出来るようにするためにコンクリートを流し込むとき予め設置しておく金属プレート(複数の足が付いている)。
地味な製品ですが、原子力発電所、原子燃料サイクル工場等の新築工事では欠かせない建築用部材です。
プレート:縦横サイズ、厚さ、材質
スタッドジベル:太さ、長さ、本数
この2つの部材条件の組み合わせで数多くのバリエーションが存在します。
弊社では埋め込み金物製作に、スタッドジベルの自動溶接機を導入しており、安定した品質の製品を提供しております。
スタッド溶接は有資格者の行う作業で弊社には現在2名在籍しております。
溶接が済んだスタッドジベルは、ハンマーで叩いて30°以上曲げても溶接部が健全であることの確認をします。
溶接部の強さ・確かさが製品に求められる第一の品質、この後引っ張り試験を経て品質確認が完了します。
日本原燃再処理工場・大間・川内・福島の建設工事現場に納入した実績があります。
作業床高さ10m未満の高所作業車の操作方法を実習中。
現場作業は低いところばかりではありません、高い場所で小規模な点検作業が必要な時、その作業のためだけに大掛かりな足場を組むのは、時間とコストが余計にかかってしまいます。そんな時には高所作業車を使う場合もあります。
重量物をクレーンで吊り上げる時には吊り上げる荷物を捌く技能を持った指揮者の合図に従ってクレーン運転士がクレーン操作をします。
玉掛け技能者の資格は、入社後第一に取得しなければならない資格です。荷物の重さに見合った吊具を選択し荷崩れをおこさないようにする。地味な様で責任重大な作業です。
作業現場に付き物の足場、大規模なものは専門業者に依頼しますが、小規模なものは各々で組立てる必要があります。
経験豊富な社員から初心者へ、組立て作業での注意点を伝授しているところ。足場組立ては資格が必要な作業ですが、資格のほかにセンスと技術が問われる作業です。
ポンプ用交流モーターの分解作業。
回転子を引き抜くところ。水力発電所の発電機の分解点検はこの作業をそのまま巨大化した作業と言えます。
年間数回(出勤カレンダーによる)一斉出勤日に集まった社員に研修・訓練を実施しています。